光と影・・・人生を変えた一瞬
当時私は小さかったのでこのニュースは知りませんでしたが、テレビで見て感じたことを書いてみたいと思います。
プロ野球史上最大の事故!?
元読売巨人軍で
ドラフト3位で入り、
『天才と呼ばれた吉村選手』
一方ドラフト外から這い上がってきた、
『苦労人の栄村選手』
大活躍し1軍定着、既にスター的存在で『天才』と言われた吉村選手と
1軍にようやくあがることができた当時無名の栄村選手。
2人の人生を変えたのは一瞬の出来事だった。
レフトで守備をしていた吉村選手がフライを捕ろうと補給体制に入ったとき、センターを守っていた栄村選手は吉村選手に気付かず、フライを全力疾走で追った。
その結果、二人は大激突し、吉村選手は靭帯を3箇所断裂する大ケガを負い、緊急搬送され手術を余儀なくされた。
栄村選手は無事だった。
ファンの非難が殺到
当時無名だった栄村選手は将来有望視されていた吉村選手を怪我させたことでマスコミ、ファン、社会から大バッシングを受けた。
自宅には
「お前が怪我すれば良かったんだ!」
といった酷い電話まであったという。
引退と復活
栄村選手はその後、結果を出すことができず、巨人から移籍したが1年で戦力外通告され、引退に追い込まれた。
一方、吉村選手は400日以上かかったが、見事に復活して17年間プロ野球選手として選手生活を送ったが、復活後の成績は伸び悩んだ。
引退後の生活
栄村選手は引退後も「吉村を壊した栄村」というレッテルを貼られたまま、一般の仕事もできる状態ではなかったという。
栄村選手は吉村選手にちゃんと謝れていなかった。
その誤れていなかったことを、ずっと後悔していたと本人はインタビューで語っていた。
20年ぶりに手紙で謝罪
手紙で謝罪しなくても吉村選手は理解していました。
グラウンドで起きた事故は選手が一生懸命やった結果だから仕方ないと。
感想
やはり今回酷いと思ったのは、ファンや社会の栄村選手への対応です。
恐らく一部の心無いファンやそれに乗って記事を書いたマスコミのせいだとは思いますが、そのせいで1人の人生を棒に振るところでした。
栄村選手でなかったら、自殺などが起きてもおかしくなかったと思います。
大半の人は一生懸命やった結果だからしかたないと思っていたかもしれませんが、心無い一言を放ってしまったために、心に大きな傷を与えるのなんてたやすいことです。
あと、感じたのは一瞬の判断で、人の人生は大きく変わってしまうということです。
あの接触事故がなかったら、吉村選手と栄村選手はどういう人生を送ったのでしょう?
想像することはできませんが、現実と大きく異なった可能性もあります。
ですので、今回の一瞬はどうすることもできなかったかもしれませんが、
その判断は本当に正しいのか
一度考えた後に見直す癖をつけようと思いました。
特に忙しい時や、疲れている時ですね。
・忙しい時ほど、自分のことで精一杯になり回りが見えなくなる
→家族などに気を配る余裕がなく、冷たくしてしまうなど
・疲れている時に車の運転をして取り返しのつかないことになる
→極度の疲労から、居眠りして人身事故を起こすなど
例えば、忙しくなってしまった時ほど周りにヘルプのサインを出して書類の再チェックをしてもらってミスを減らしたり、
疲れている時は5分でも仮眠してから運転するなど、
その判断は本当に正しいのかを問いかけて未然に事故を防止する。
中学生や高校生であればLINEなどでメッセージを送る際は、送る前にもう一度メッセージを確認して、送る相手にとって不快なメッセージになってないか確認することが未然にトラブルを防止することになります。
皆様も行動を起こす際は
『その判断は本当に正しいのか?』
と判断を決めてから再度問いかけて頂くことで、未然にトラブルを防ぐことができることがあるかもしれません。
一瞬の判断に後悔しないよう、実践して頂ければ光栄でございます。
最後まで、閲覧頂きありがとうございました。